Philosophy

考え方やこだわり

品質管理のための手間を惜しまない

私は現地へ出向いてハニーハントに同行し、ハンターたちからハチミツを直接仕入れることにこだわっています。なぜかというと、ハチミツは自然からの贈り物。その年ごとでハチやハチミツの状態が異なるため、自分の目で見て品質を確認しています。また、現地ではハンターたちと密にコミュニケーションを図ることを大切にしています。これについては、モノだけのやり取りになることを避け、お互いの考え方を共有し、相違が起きないようにするためです。ハンターたちが住む村は、外国人が未だ訪れたことのない、秘境の地にあります。「あなただからこのハチミツを分けてあげます」と言ってくれたハンターたちの言葉を噛みしめながら、村からハチミツを持ち帰り、日本の皆様にこのハチミツをお届けすることが私の使命のように感じています。

自然と共存したいから、無理をしない

ハンターたちは自然の恵みであるハチミツを大切に思うからこそ、ハチや生態系になるべく負担をかけないようにしています。この村では先祖代々ハニーハントがおこなわれており、このような考え方が受け継がれています。自然があってこそ“ハニーハント”が成り立つと分かっているのです。私もこの考えを遵守します。仮に天候不順などで採取基準のハチミツがこれまでより大幅に少ない場合でも、商業的利益を求めるために無理に採取をお願いすることはしません。そのため、皆様のお手元に届けられる量が限られてしまうこともあるかと思います。そのことを承知していただき、自然と共存することに賛同してくださる方にこのハチミツを届けたいのです。

ハンターたちの生活を守り、支援する

私の目標は毎年、この村のハンターたちからハチミツを直接仕入れること。決まった出荷先があることで収入の目処がたち、ハンターたちは安心してハニーハントをおこなうことができます。生活に対しての不安もなくなることでしょう。また現地の市場価格よりも高く仕入れることを約束し、売上金の一部で防護服、消耗品、その他、安全にハントをするための道具などを日本で購入し、継続的に支援をおこなっていきたいと考えています。ただ、ハニーハントによるハチミツは1年に1度しか獲ることができない上、採取量がその年ごとの自然環境に大きく左右されるもの。ハンターたちの生活を守るためにも、将来的にはハチミツ以外のモノを仕入れられるよう、準備を進めています。